久しぶりの仕覆用緒の製作 緒を組む編
用意した糸を組玉に巻き、緒を組む。

茶入仕覆の緒は「四組み」、4つの組玉を使った一番基本的で単純な組み方。
単純なだけにごまかしが効かず組み手の技量がそのまま出てしまう。
途中で休憩すると力加減が変わり組頭が揃わない。
組み始めたら同じペースで一気に最後まで組みあげる。

物作りの面白さは作る度に技量が上がっていくこと。
人間誰も、最初から最終地点は見えていない。
始めたとき色々な問題に直面するが、でもそれは、すぐ上の問題点が見えているだけで、更に上のハイレベルな問題点はまだ見えない。
上の問題点を解決すると次の課題が見えてくる。
何度も繰り替えすことでどんどん解決し技量は上がっていくが問題点は出続ける。
80歳になった人間国宝が「まだまだ修行の身」というのは、凡人には見えない、その域に到達した人だけが直面するハイレベルな課題を見てるからだ。
次々に現れる問題点を解決していくことが物作りの面白さ。毎回毎回楽しいことでありまする。

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組台に糸をセットしたところ

糸は軽く撚りをかける
以前は強く撚りをかけていたが最近は緩くした


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組み上がった緒

組頭を綺麗に揃えるのは難しい
最近やっとかなり揃うようになった


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出来あがった緒とかがり糸

この後、緒の長を決め、打留めから上を組みなおすと完成
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by yoshihiko1520 | 2012-04-24 06:07 | 仕覆 | Comments(0)
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