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栃椀の難点
テストで仕上げた栃の汁椀、軽くてキメも細かくなかなか良い。

だけど仕入れた10個のうち3個はシミが有って思わしくない。
これも削ってみようと2個を轢いてみた。

削り途中のシミは極薄だが、浸透性塗料をかけると一気に黒く目だつようになる。
漆なら濃い茶色に仕上がるからいけそうだけどクリアーの木地仕上げ。
これはちょっと問題かな。
シミのある材は使えないかもしれませんね。

仕入先にはまだいくらか栃は残っていたはず。
電話して「問題無しの材だけ欲しい」というと選別出荷は出来ないと断られた。
仕方ない、全部発注。
良いのが多いことを祈るよ。

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削り中の栃材

シミがあるけどそれほどは目だたない














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浸透性塗料に高台を浸けると
内部まで濡れてきた

栃は柔らかでかなり水を吸うみたい
下地補強は必須かな

濡れた部分はシミが目立つ















栃椀の難点_a0240985_06451116.jpg

全体を塗装し終わって

やっぱり黒いところが目立ちます

乾燥を待って仕上げだけど
やっぱりこれは使えないかな











by yoshihiko1520 | 2015-03-24 07:11 | 木工 | Comments(0)
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