ミズメと一緒に仕入れた栃の荒挽き材。
1個をテスト挽きした。
トチは比重0.53(ミズメは0.7)、ミズメより軽くて柔らかい。
でも、キメは細かくスルスルと綺麗に削れる。
ただ柔らかい分、小口のえぐれが大きいね。
ある程度形を整えたところで浸透性プレポリマーで下地処理する。
高台部分を液に浸すとは内側まで浸透する、かなり染み込みます。
全体をしっかり染み込ませて乾燥。
再削りすると、えぐれが少なくなり綺麗に削れた。
ペーパーのかかりも良い。
出来上がりはミズメと変わらない滑らかさ。
とても軽くてなかなか良いです。
使用テスト中のミズメ椀は汚れも入らずかなり良い感じとか。
さて、このトチ椀はどうなんでしょうね。
出来上がったトチ椀
ちょっと小さめ
底
内部